@article{oai:shiga-u.repo.nii.ac.jp:00001670, author = {杉田, 陸海 and 藤居, 裕士 and 早田, 知恵子 and 森川, 亜紀 and 堀, 太郎}, issue = {43}, journal = {滋賀大学教育学部紀要, 自然科学・教育科学}, month = {Mar}, note = {Departmental Bulletin Paper, 環形動物,貧毛類,太ミミズ科に属するミミズより単離した5種類のスフィンゴ糖脂質,Galβ1-6Galβ1-Cer(CDSGal), Galβ1-6Galβ1-6Galβ1-Cer(CTSGal), Glcα1-4Galβ1-6Galβ1-Cer(CTSGlc),cholinephosphate→6Galβ1-Cer(PGL1)およびcholinephosphate→6Galβ1-6Galβ1-Cer(PGL2)を抗原として,メチル化ウシ血清アルブミン,アジュバントと共にウサギに免疫して抗血清を調製した。 抗血清およびアフィニティークロマトグラフィーで精製した抗体の抗原特異性を,それぞれの抗原の構造類似性糖脂質を用いて,ELISAおよびTLC/enzyme-immunostaining法で調べた。 1.アフィニティークロマトグラフィーで精製した抗CDSGal抗体は, CTSGalとは反応するが, CMSGal(Galβ1-Cer), CDSGlc(Galβ1-4Glcβ1Cer), CTSGlcおよびCTSMan(Man α1-4Galβ1-6Galβ1-Cer)とは全く交差反応を示さないことから,非還元末端からの2糖(Galβ1-6Gal)を抗原決定基としている。 II.精製抗CTSGal抗体は,CTSGalにのみ反応し,非還元末端からのトリガラクトース残基(Galβ1-6Galβ1-6Ga1)を抗原決定基としている。 III.抗CTSGlc抗血清は, CTSGal, CTSManにも交差反応を示さない極めて高い特異性を有しているものである。 IV.精製抗PGL1抗体は, PGL2およびPGL3b(cholinephosphate→6Galβ1-6Ga1β1-6Galβ1-Cer)とは 極めて強い交差反応を示すが,PGL3a(cholinephosphate→6(Man α 1-4)Galβ1-6Galβ1-Cer),CMSGal, CDSGal, CTSGalおよびスフィンゴミエリンとはほとんど反応しないことから,ホスホコリン残基を含む非還元末端ガラクトース(cholinephosphate→6Gal)を抗原決定基としている。 V.精製抗PGL2抗体はホスホコリンを含むジガラクトースおよびトリガラクトース残基を認識する。  以上の抗原特異性を考慮して,これらの抗体は抗原の分布,局在の検出,組織化学的研究に活用することが可能である。, 滋賀大学教育学部紀要, 自然科学・教育科学, 第43号, pp.9-18}, pages = {9--18}, title = {環形動物(Pheretima属)より単離したスフィンゴ糖脂質の免疫化学的研究}, year = {1994} }